サボテンの育て方で屋外の場合!季節ごとに注意点を解説!

大きなサボテンや室内に土を持ち込みたくない場合など、屋外でサボテンを育てる事が可能です。

また、屋外だと水やりが楽だというメリットもあります。ですが、屋外の場合は季節の影響を受けやすいので室内管理とは違った注意点があります。

今回はサボテンを屋外で管理するための季節ごとの注意点などをわかりやすく解説していきます。

サボテンの育て方で屋外の場合

室内でインテリアグリーンとして人気のあるサボテンですが、もちろん屋外での栽培も可能です。

まずはサボテンを屋外で管理する場合にあると便利な温室についてと、置き場所について解説していきましょう。

温室またはハウスを設置する

温室やハウスがあると、屋外栽培では大変便利です。雨風をしのぎ、湿度・温度をコントロールすることが出来るので、越冬管理も楽になります。

持っていると年間通して大活躍すること間違いなしです。

温室やハウスを使う場合の注意点としては、サボテンにとっての適温は20~35度くらいの範囲なので、それ以上にならないよう気を付けて下さい。

デメリットとしては、ある程度の場所と予算が必要になるというところでしょう。

でも、ちょっとまって下さい。温室やハウスというと本格的な大きなものを想像しがちですが、最近はホームセンターやネットで、小さな簡易温室が販売されています。

組立も簡単でベランダに置けるサイズから大きなものまで色々販売されているので探してみるのも良いかもしれません。

日当たりの良い場所を探す

サボテンにとって、どの季節にも欠かせないのが「日光」です。出来るだけ日当たりの良い場所を選びましょう。

また、日当たりだけではなく「風通し」もチェックしましょう。サボテンは蒸れが苦手なので、「風通し&日当たりの良い場所」で管理するのがおススメです。

ですが、日当たりの良い場所を選ぶ場合、ちょっとだけ注意が必要です。

太陽は東から西へ動きます。どうせなら長い時間、日光に当ててあげたいですよね。

設置場所を決めるときは午前・午後と1日の日当たり具合を見て、出来るだけ長い時間日光に当たることのできる場所を選びましょう。

季節によって細かい注意点があるので次の「サボテンを野外で育てる場合の季節ごとの注意点」で詳しく説明していきます。

サボテンを野外で育てる場合の季節ごとの注意点

サボテンを屋外で育てる場合、把握しておきたい特徴と注意点があります。季節によってもポイントが異なるので、それぞれ分けて説明していきましょう。

春と秋

春と秋はサボテンにとっては「生育期」と言われる、グングン成長してくれる季節です。この時期はたっぷりと日光にあてて光合成させてあげましょう。

お水は1週間に1度、土が乾いていればたっぷりと、鉢の底から流れ出るくらい与えます。

しっかり成長してくれる時期なので肥料を与えたり、植え替えや株分けなどもこのタイミングで行うのがベストです。

休眠期や半休眠期と言われる、サボテンの成長が緩やかになる時期です。

この時期は、成長を促すよりは、現状維持を目的として育てる方が失敗が少ないです。

日中の水やりは、植木鉢の中の水が湯だってしまい根っこにダメージを与えるのでNGです。夜間の涼しい時間帯になってから与えましょう。

また、夏場は直射日光に注意してください。あまりに日差しが強い場合は遮光ネットなどを被せて、日焼けを防いであげましょう。

サボテンは湿度が苦手なのです。

夏場は湿度が高くなるのでサボテンが蒸れないように風通しを良くすることも大切です。

特にコンクリートの地面などは熱くなり蒸れやすいので、出来れば棚の上など少し高さのあるところに置いてあげると良いでしょう。

休眠期と言われ、成長を止めて休んでいる状態になります。

休眠期のサボテンはほとんどお水を必要としません。月に1回程度、土が乾いていれば少しだけ与えます。気温5度を下回るような日が続く場合は断水しましょう。

この時期はサボテンに大きな負担のかかる、植え替えや株分け、胴切りなど傷をつけるお世話はNGです。ひたすら静かに最低限のお水を温度管理で見守ってあげましょう。

最後に、サボテンを屋外で管理する場合は年間を通して雨や雪にも注意が必要です。

できれば温室やハウスがあると便利ですが、無理な場合は日当たり・風通しの良い軒下などに移動させてあげましょう。

また週間天気予報などを見て、雨が続く場合は水やりを控える、延期するなどの工夫をしてあげることもおススメですよ。

温室、ハウスが用意できない時の対処法

スペースに合うサイズがない、出来れば低コストで済ませたい。そんな時は「DIY」です。手作りしちゃいましょう!

100円均一などで売っているワイヤーネットとプチプチを使います。

<材料>

  • ワイヤーネット:3枚
  • 紐またはワイヤーネット連結具
  • クリップまたはテープ

<作り方>

  1. ワイヤーネットを側面2枚、天井1枚で組み立てて、コの字にします
  2. この時、紐やワイヤーネット連結具でしっかり固定します
  3. プチプチを巻いていきます

側面はテープでしっかりとワイヤーネットに固定。 天井と背面・正面はクリップでワイヤーネットに留めて完成です。

※クリップで固定することで、取り外しが出来たり、簾のように捲ったりできるので、温室の中の湿度・温度管理が楽になります。


最後に出来上がった簡易温室をサボテンの上から被せます。

棚の正面と背後のプチプチは固定せず、簾のように捲れるようにしておけば、風通しも確保できて蒸れ対策にもなります。

夏場はプチプチを遮光ネットに替えると、強い日差しを緩和して日焼を防いでくれます。

以上です。とっても簡単。コの字ならワイヤーネットは最低3枚で大丈夫です。

ちょっと工夫して、シェルフ風に棚を作れば、サボテンも沢山置けるので置き場所対策にもいいですよ。

屋外が苦手なサボテンもある?

もともと自然の中、厳しい環境で育って来たサボテンなので屋外が苦手なサボテンはありません。ですが、「苦手な環境」「苦手な季節」はあります。

苦手な環境

サボテンの故郷(自生地)は、暑く乾燥した地域です。

日本の気候は、サボテンの故郷に比べて湿気が多いのが一番の苦手ポイントです。また自然の中と比べて、家の庭やベランダなどは日当たりの問題も出てきます。

湿気と同じくらい、日照不足もサボテンにとっては苦手なんです。

さらに、日本では自生地に比べて雨が多いため雨上がりの湿気に加え、冬場は凍結や霜などにも注意が必要です。

屋外の場合は、雨をしのげるような屋根のある場所に移すなど対策をしましょう。

苦手な季節

真夏と冬です。

 

え?暑さは得意じゃないの?

と思ってしまいますが、日本の夏は「湿気」が多いんです。

この湿気が原因で夏場に腐って枯れてしまう…なんてサボテン栽培ではよくあります。

また、炎天下の強い日光を長時間浴びると、日焼をしてそこから枯れてしまうこともあります。

冬の場合は、気温5度程度なら耐えることができますが、さすがに氷点下が続くと体力のない個体から凍えて枯れてしまうので、暖かい場所に移動させるなど温度管理が必要になります。

今回は、サボテンを屋外で管理する場合についてまとめました。

重要なのは、室内よりも屋外の方が天気の影響うけやすいので、季節ごとに注意しなければならないポイントがあるということ。


 

  • ・置き場所:日当たりの良い雨風をしのげる場所
  • ・水やり:生育期(春・秋)はたっぷりと、半休眠期(夏)・休眠期(冬)は控えめ、または断水
  • ・注意:湿気、強い日差し、日照不足、霜など

 人間も季節によって服装などで調節して過ごします。それと同じでサボテンも屋外で育てる場合は季節に合わせた管理が必要になります。

みう
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季節に合った管理で、スクスク元気にサボテンを育てましょう!手をかけた分だけきっとサボテンは応えて元気に成長してくれますよ。

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サボテンの育て方の知識
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