サボテンの水やりで冬の場合!冬場にしてはいけないことも!

みう
みう

サボテンは季節に合ったお世話をすることが大切です。中でも「水やり」は一番のキーポイント。

しっかり水やりしているのに枯らしてしまった、水はほとんどいらないから放置してたら枯れてしまった、などなど。

水が多すぎても少なすぎても枯れる、サボテンの水管理は意外と繊細なんです。

今回は、1年間の中でも特に質問の多い「サボテンの冬の水やり」について詳しく説明していきますね。

冬のサボテンの水やり

 

サボテン栽培で失敗しやすいのは「水やり」です。

気を付けていたのに枯れてしまった、こまめに水をあげていたのに…といった経験はありませんか?

ここでは、冬のサボテンの水やりについて、秋~冬・冬~春の2つに分けてわかりやすく説明していきますね。

10月~12月:秋から冬の始まり

 

回数

1~2週間に1回。

暖かい日が続くなど、乾燥していれば回数を増やしましょう。気温が下がりだす後半にかけて徐々に水やりのペースを減らしていきます。

最終的に12月には3~4週間に1回程度まで減らし、サボテンが完全に休眠する準備を整えてあげます。

与え方

春や夏に比べて水の乾きが遅いので与えすぎないように気を付けてください。土が完全に乾燥してから水をあげるようにしましょう。

土の中の乾燥具合を確認する場合、竹串を刺して湿った土がついてこなければ土の中も乾燥しているのでお水をあげましょう。

注意点

この時期は台風や秋雨などで雨にも注意が必要です。

サボテンが雨に濡れることよりも、繰り返す雨で土が湿った状態が長く続くことが問題です。そのままにしておくと、根腐れの原因になってしまいます。

予め天気予報をチェックして悪天候が続くようなら、屋外の場合は雨の当たらない軒下などへ移動させる、水やりを控える、延期するなど調整するなど雨天時の対策も立てましょう。

12月~4月:冬から春にかけて

 

回数

3~4週間に1回程度を目安に土が完全に乾いたら、少しだけ水を与えます。

気温が5度を下回る日が続くような場合は断水し、完全に水やりをストップする方法もあります。

断水するときに1つだけ注意点があります。

ミニサボテンなどの小さなサボテンは、その体に蓄えられる水分が少ないので断水で越冬する場合、水不足で枯れてしまうことがあります。

小さいサイズのサボテンを断水する場合は、こまめに様子を見て厳しそうなら少しだけお水をあげてください。

与え方

お水をあげる場合は暖かい日の日中を選んであげます。冷たい水だと土の中が冷えて根っこにダメージを与えてしまう可能性があるからです。

できれば与えるお水は10~15度前後のぬるいお水の方がサボテンの根っこに負担をかけません。

注意点

基本的にサボテンは寒さに耐性を持っていますが、ギムノカリキウムやロフォフォラ、メロカクタスなど寒さが苦手な種類もあります。

寒さが苦手といっても5度以上あれば問題なく越冬できるので、5度を目安に行動しましょう。

サボテンには季節に合った水やりをするのが大切!

お水をきちんとあげていたのに枯れてしまった…。そんな時はまず水のやり方を見直しましょう。乾燥している季節もあれば、雨が多く湿気が多い季節もあります。

みう
みう

冬の寒い時期に、暖かい春と同じ「1週間に1回たっぷりと」あげたりしてませんか?

年間を通して共通していることは、土が乾いてから水を与えること。水を与える前に、まずは土が乾いているかチェックする習慣をつけましょう。

  • :育成期。1週間に1回くらいを午前中にたっぷりと。
     ※「たっぷりと」とは、植木鉢の底穴から水が流れ出るくらいです。 
  • :半休眠期。2~3週間に1回くらいを夕方~夜に。 
  • :育成期。1週間に1回くらいを午前中にたっぷりと。
     ※ただし、10月以降は冬に備えて徐々に減らす 
  • :休眠期なので、3~4週間に1回を昼間に少しだけ。または断水。

ごくごくシンプルにまとめてみましたが、これだけ差があります。

サボテンの大きさや天候によって、水の吸収・蒸発のペースが違うので、日数にこだわりすぎず臨機応変に対応しましょう。

また水の量とタイミング以外に「時間帯」にも気を付けてあげると更にGOODです。

<「土が乾いたら」の具体的なチェック方法>

竹串をサボテンの根っこを傷つけないように、そっと植木鉢の中に差し込みます。ゆっくりと引き抜いて、竹串が濡れていたり、湿った土がついていたりしなければ植木鉢の中も乾燥しています。

湿っていた場合は水やりを延期して、乾いてからあげるようにしましょう。 

季節によって雨が多かったり、乾燥が酷かったりなどサボテンを取り巻く環境も様々です。ただ定期的に水をあげるのではなく、その時々の季節に合った水やり・お世話が大切になってきます。

サボテンに冬場にしない方がいいこと

サボテンは過酷な環境でも生き抜く強い力を持つ植物ですが、タイミングによっては行わない方がいい事があります。特に冬場のサボテンにはNG行為がいくつかあるんです。 

冬場はサボテンの休眠期であり、成長を止めている状態です。

そんな時に、サボテンに強い負担がかかるようなことをすると耐えきれず枯れてしまうことがあります。 

では、冬場のサボテンのNG行為を順番に説明していきましょう。

小見出し①:根切りと植え替え

「根切り」とは、弱ったり病気になったりした根っこを切ることで、病気の進行を防ぎ新しい根っこを生やしてあげる方法です。

「植え替え」とは、文字通り植え替える事です。サボテンのお世話を続けていくと、植木鉢が小さくなります。どこかでこの植え替えをしなければなりません。

「根切り」は根っこを切っているし、植え替えは根っこを土から抜いて、新しい土に植えます。どちらも元通りに「根が張る」までに時間がかかりますよね。

休眠期のサボテンは休んでいるので、基本的に根っこを伸ばしません。

体力のある元気な個体であれば、ギリギリ越冬できるかもしれませんが、小さい個体や体力の弱い個体は、必要最低限の水や栄養を吸い上げることができず枯れてしまいます。

胴切り

「胴切り」とはサボテンの茎(ボディ)の部分を切ること。スパン!と切断します。こうして病気になった部分を取り除いたり、日照不足で徒長した時にカットしたりして植え直しをすることです。

この時期に胴切りを行うと切り口や根っこが再生していない状態で冬に突入しそのまま越冬…と、とてもサボテンへの負担が大きいです。

たまたま丈夫な個体なら問題ありませんが、小さかったり体力のない個体だったりした場合は春を迎える前に枯れてしまいます。

株分け

サボテンが成長するにつれて、サボテンの周りに小さな子供のようなサボテンが出てくることがあります。これを子株と言い、その子株を親から切り離して別の鉢に移して増やすことを株分けといいます。

「子株を切り離す際に、親株に傷がつくこと」「切り離した子株を新しい鉢に植える時に根っこがまだ出ていない状態であること」これは、これまでに説明してきた、胴切りと植え替えを同時に行っているのに近い状態になります。

小さな子株はこの寒い冬を根っこのない状態で一人では越すことは厳しいことでしょう。

とにかく、冬の休眠期は根腐れや病気など死活問題の時の緊急的な場合を除いて絶対に避けましょう。


 

植物には季節に合ったお世話のやり方があります、サボテンも例外ではありません。

サボテンの失敗でよくあるのが「水やり」です。特に冬のサボテンの水やりには注意が必要ですが、「量とタイミング」に気を付ければ意外と簡単に冬越しできることがわかりましたね。 

また、冬場のサボテンにやってはいけないNG行為についても解説しました。植え替えや胴切りなどサボテンの再生に負担と時間のかかることはしないようにしましょう。 

みう
みう

冬のサボテンはあまりにお世話の手間が少なくて、何かしてあげたくなりますがここはグッと我慢して静かにゆっくりと育てていきましょう。

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